和名:ルリアリ
学名:Iridomyrmex itoi
大きさ:2〜3.5 mm
採集できる季節:〜月
採集できる場所:奈良教育大学の図書館裏で採集されました。
説明:腹部(ふくぶ)が瑠璃(るり)色の光沢(こうたく)をもつことから、この和名がついています。草地や林の周辺の枯れ枝や枯れ草の茎の中、石の下、倒木の下などに巣をつくります。独特のにおいがあり、からしのような強い味がするそうです。肉食性の傾向がつよく、他のハチ類の巣をおそう事があるそうです。

本州(ほんしゅう:関東以南)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • 後胸溝(こうきょうこう)がはっきりとしており、V字形に深くへこんでいます。
  • 前伸腹節の後ろ側は角ばって、その後の斜面はすこしへこみながら落ちます。
  • 腹柄節(ふくへいせつ)は鱗片状(りんぺんじょう)で、扁平(へんぺい)です。
  • 頭部や胸部の体表には点刻(てんこく)や立毛がほとんどないのでつやつやしてみえます。
  • 触角の柄節(へいせつ)は、黄〜茶色、鞭説は茶色、脚は暗い茶色ですが、ふ節は淡黄色です。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑III 北隆館

日本産土壌動物検索図説 東海大学出版会

日本産アリ画像データベース2007 ベータ版 (http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/J/index.html)